WWLとは
将来,世界で活躍できるイノベーティブなグローバル人材を育成するため,これまでのスーパーグローバルハイスクール事業の取組の実績等,グローバル人材育成に向けた教育資源を活用し,高等学校等の先進的なカリキュラムの研究開発・実践と持続可能な取組とするための体制整備をしながら,高等学校等と国内外の大学,企業,国際機関等が協働し,テーマを通じた高校生国際会議の開催等,高校生へ高度な学びを提供する仕組み(ALネットワーク)の形成を目指す取組である。
研究開発構想
研究開発構想名「世界の平和と共生」に貢献するイノベーティブなグローバル人材の育成
研究開発の目的・目標
日本の近代化の礎の地であるとともに、被爆地として世界平和を希求し発信する使命のある長崎から、他と協働しながら新たな価値を創造し、未来社会をよりよい方向へ変革することができるグローバル人材を育成する。そのために、長崎を多様な文化・価値観・社会課題等が交わる「クロスロード」と捉え、日本と海外、文系と理系、都市部と遠隔地等の「協働・共創」をキーワードに教育活動を展開するなかで、『WWL7』として策定した次の7つの力を高めていく。
『WWL7』(ひがしで高める7つの力)
- 課題発見・解決力…自ら発見・定義した課題に主体的に向き合い、解決に近づく力
- 創造力…学んだことを活用し、新たな価値を創造する力
- 情報分析・活用力…物事を多角的に捉え、情報を選択・分析・活用する力
- 自己表現力…考え・意見を発信し、他者に影響を与える力
- 協働性…多様な人々と対話や議論を通じて協働する姿勢
- 学ぶ意欲…学問に関心を持ち、自ら高度な学びに向かう姿勢
- 地球市民性…世界平和を希求し、持続可能社会に貢献する姿勢
また学校独自に開発した「ルーブリック」による自己評価を実施し、上記『WWL7』(ひがしで高める7つの力)の到達度について評価する。
研究開発概要
上記の『WWL7』(ひがしで高める7つの力)の育成のため、次の重点項目に特に取り組む。
- SDGsの視点をもとにグローバル社会の課題解決を目指す探究活動
- 特色ある新たな教科・科目の設定と教育課程の編成
- 短期・長期留学などの海外研修やWEBを活用した各種研修の充実
- 中高6年間を踏まえた系統的な探究学習の実践と評価方法の策定
- 国内外高校・大学・企業等との連携ネットワークの構築と協働学習
- 国際会議をはじめ多様な発表の場となる各種フォーラムの実施
研究開発構想図
事業連携校
長崎西高等学校、長崎南高等学校、大村高等学校、佐世保北中学校・高等学校、諫早高等学校・附属中学校
対馬高等学校、壱岐高等学校、広島市立舟入高等学校、広島女学院中学高等学校、静岡県立三島北高等学校
立命館宇治中学校・高等学校、SMK Taman Tun Aminah(マレーシア)、Visser't Hooft Lyceum(オランダ)
Tamanawis Secondary School(カナダ)、培元中等教育学校(中国福建省)
事業協働機関
長崎大学、長崎県立大学、長崎純心大学、大阪府立大学現代システム科学域
ハウステンボス、ジャパネットホールディングス、十八親和銀行、長崎新聞社、協和機電工業、九州教具
株式会社イシマル、JICA九州、長崎日蘭協会、NPO法人地域循環研究所、にこにこ一般財団法人
協力機関
九州大学、宮崎公立大学、国際基督教大学
シンガポール国立大学(シンガポール)、 上海外国語大学(中国)、釜山外国語大学(韓国)
ウィスコンシン大学・マサチューセッツ工科大学・ミドルベリー国際大学院大学(アメリカ)
ライデン大学(オランダ)、ベトナム国立衛生疫学研究所、JICAベトナム、国連本部軍縮部(アメリカ)
ドイツ国際平和村