長崎県立盲学校

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校長 島田幸一郎

 今年創立113年目を迎えた本校は、明治31年に九州初の視覚障害教育機関として開校しました。開校時にはグラハム・ベル博士、また昭和12年にはヘレン・ケラー女史が来校。戦後は、永井隆博士と生徒との交流もありました。
 現在、小学部1年生から専攻科生徒まで、児童生徒35名が学んでいます。親子以上の年齢差がありますが、学校でも寄宿舎でもまとまりが良く、家庭的な雰囲気の中で充実した学校生活をおくっています。今年の8月18・19の両日には、長崎で全国盲学校野球(グランドソフトボール)大会が開催されます。生徒達は今、大会優勝を目指して毎日練習に打ち込んでいます。
 教育目標は、「自己実現できる力を養う」ことです。特に力を入れていることが3点あります。
 1点目が、指導力の向上です。児童生徒一人ひとりの可能性を伸ばし生きる力を育むために、学校全体で専門的指導力の向上に努めています。昨年度からは、県指定の公募研究にも取り組んでいます。
 2点目が、中途失明者への理解啓発です。あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師を養成する専攻科の生徒募集について、ポスター等を作成し眼科医・福祉事務所・ハローワーク等に働きかけています。
 3点目が、地域支援の推進です。一般の学校で学んでいる視覚に障害のある幼児児童生徒に対して、ニーズに応じた教育支援を行っています。本校での教育相談はもちろんですが、夏休みや冬休みには佐世保市・大村市・島原市・佐々町でも巡回教育相談を行っています。

 盲学校と聞けば、全盲者のみの学校と思われがちですが、在籍者の大半は弱視の児童生徒です。また、専攻科の職業教育についても、30〜50歳代で本校に入学し、あん摩マッサージ指圧師等の免許を取り、再出発された方がたくさんおられます。
 本校は、長崎県で唯一の視覚障害教育機関です。「見え」の状態に関してお悩みの方、また本校教育に関心のあられる方、どんなことでも結構です。どうぞお気軽にお問い合わせください。



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