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     No.10(2016/3)
点字ブロックって何?

 道路に凸凹の付いている黄色などのブロックが敷いてある所があるね。あれって何のためにあるか知ってる?どんな種類があるのか、どんな意味があるのか聞いてみたよ。

   ブラインまん!
道路に黄色にでこぼこのシートが張ってあるよね。あれって、「点字ブロック」って言うでしょう。
質問するルーメン
 飛んできたブラインまん はい!ルーメン。
一般にそう呼ばれているね。正式には「
視覚障害者誘導用ブロック」っていうんだけどね。

よく見ると、丸い凸面が並んでいるブロックと、長細い凸面が並んでいるブロックがあるのは知ってるかな。
 
   長い名前だね…。
丸いポツポツと、細長いのがあるか覚えていないけど、
 とにかく!
そのブロックって、見えにくい・見にくい人が歩くためについているんだって。
悩むルーメン
 質問に答えるブラインまん   よく知ってるね。
足の裏で凸凹が分かると、どう進むかわかりやすいから、敷いてあるんだ。
丸い凸面があるブロックは、『
警告ブロック【点状ブロック】』と言って「ここはいったん止まって確認したほうがいいよ。危ない場所や施設の入り口、横断する場所だよ」ってところに敷いてあるんだ。
長細い凸面があるブロックは、『
誘導ブロック【線状ブロック】』って言って「並んでいる面に沿って進むと安全だよ」っていうところに敷いてあるんだ。
見えない人も、見えにくい人も手掛かりにして歩いているよ。
 横断歩道の真ん中に敷かれてある「道路横断帯」を「エスコートゾーン」と言うこともあるね。
 『警告ブロック【点状ブロック】』
警告ブロック

『誘導ブロック【線状ブロック】』
誘導ブロック
    え、そう言えば、横断歩道の前には丸いポツポツがたくさん並んでいたよ。
長細いポツポツは歩道に並んでたね。
そうだ、僕の友達はそのブロックの上を確認しながら歩いてたな。

でも、すべての道路に点字ブロックが敷いてあるわけじゃないよね。
点字ブロックがないと見えない人は歩けないね。
 『エスコートゾーン』
エスコートゾーン(写真)しょんぼりするルーメン
 あせるブラインまん そんなことないよ。
点字ブロックがあると便利だけど、きちんと練習すると
いろんな手がかりをもとに歩くことができるよ。
見えにくい人にとっては、点字ブロックとほかの部分との色の違いも、大切な手掛かりなんだ。
 
   どうやって手がかりが分かるの?
見える人なら看板とか建物とか見えるから分かるけど、見えにくい人も看板は見えないんじゃないの。
 考えるルーメン
 手を振るブラインまん  大丈夫だよ。看板は見えなくても、建物の特徴で分かるんだ。
見えない人も溝蓋や曲がり角の縁石を白杖の先で探ったり、足の裏の感覚で分かるんだよ。
でもね、最近の点字ブロックは、周りの景観となじむように似たような色のブロックを使ってあることもあるんだ。
見えにくい人は手がかりにしにくくて困っている人もいるんだ。
 縁石の写真
   色の違いがはっきりしないと、見えにくい人は手がかりにしにくいよね。
 白杖の先や足の裏の感覚ってすごいね。僕、きっと分からないと思うよ。

でも、道路に車や自転車が止まってると分からないんじゃないの?
 汗をかくルーメン
 指を指して説明するブラインまん  そうだね。道路に障害物があると困ることがあるね。
そのためにも白杖を振って、前にある障害物を見つけるんだよ。
白杖は地面に沿わせて動かすので、大きなトラックなんかは下の方を探ってもわからないことがあるんだ。
上半身は白杖を持っていない手を体の前に出して「防御」の姿勢を取ることもできるんだけどね。時々点字ブロックの上に駐車しているトラックなどにぶつかって、けがをしてしまう人もいるんだよ。
 
 それは、危ないよ。
点字ブロックの上に物を置いたり、車や自転車を止めたりしちゃだめだね。

でも、点字ブロックの上に荷物や車がある時、けがをしない方法ってないの?
周りの人が教えてあげないと安全に歩けないんじゃない。
困っているルーメン
 笑っているブラインまん  やむを得ず荷物を置いたり、車や自転車を止めたりするときは、周りに人がいて教えてくれると助かるなあ。

 でも、いつも周りに人がいるわけじゃないからね。
 白杖を使って注意して歩くんだ。
いつも歩いている場所だと、周りの音やその他の反響音で何かあると分かることもあるんだよ。
 

   すごいね。超能力みたい。  質問するルーメン
 指を指して問いかけるブラインまん  ハハハ、超能力とは言いすぎかな。
 はじめから、だれでもできるわけじゃなくて、たくさん経験して分かるようになる感覚もあるんだ。でも、基本は、白杖を使って歩く練習をすることだね。
 周りの音から分かることや手がかりとなるランドマークの見つけ方、足元や白杖から分かる情報なんかたくさん歩くことで学ぶんだよ。
   大変だね。歩くのも勉強が必要だなんて。
 ちょっと歩くだけでも、周りの事を考えながら歩くなんてすごく疲れそう。
外を歩くのが嫌になっちゃわないかな。
 疑っているルーメン
ほほえむブラインまん  そうだね。
 初めての道はやっぱり緊張するよ。
手がかりを見つけるのも簡単じゃないしね。
だから、点字ブロックがあると、助かるね。
 
   点字ブロックの上には絶対何も置いちゃだめだね。

見えにくい・見えない人にとって便利な点字ブロックは、道路すべてにあるといいのにね。
 どうしたら、今 点字ブロックがない道路に付けられるんだろう。
指を指すルーメン
 指を指して問いかけるブラインまん  必要な場所には地方自治体にお願いするんだ。
盲学校や視覚障害者情報センターなどの周りには、点字ブロックが敷いてあるよね。多くの視覚障害のある人が行き来するから、点字ブロックがあると多くの人が利用しやすいんだ。

 もう一つ、点字ブロックには問題があるんだ。
 点字ブロックの上を車が通ったりすると、凸面がすり減りやすいんだ。
だから、定期的に交換したり整備する必要があるんだ。
 
 
   歩道や駐車場の入口とか、車が通るところはすり減っているものがあるよね。
 すり減っているのに気づいたら、地方自治体に教えてあげるといいね。
 困っているルーメン
 笑って説明するブラインまん   そうだね。

 そうそう。
点字ブロックって日本で生まれたって知っているかな?
 
   え、日本で生まれたの?知らなかった。
誰が作ったの?
 感心するルーメン
 ちょっと焦るブラインまん  1965年(昭和40年)に三宅精一さんという人が考えたんだ。
1967年(昭和42年)3月、岡山県立岡山盲学校に近い道路に世界で初めて設置されたんだって。

 はじめはいろいろな形のものが使われていたけど、今では統一した形になっていっているんだ。

 それに、他の国でも点字ブロックを使っているところがあるんだよ。
 
   すごいね。日本が点字ブロックを作ったなんて。
岡山が点字ブロック発祥の地なんだ。
大事に使って行かなきゃね。

ありがとう、ブラインまん。また教えてね。
 納得するルーメン
 飛び去るブラインまん  もう一つ。
 
3月18日が『点字ブロックの日』なんだ。
みんなにも点字ブロックについて知ってもらえるとうれしいな。

それじゃあ、またね。
 


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