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    No.12
見えにくい人たちはどうして白杖を持ってるの?

 見えにくい人が歩くときには、「白杖」を持っているね。どうして持ってるんだろう。何の役に立っているのだろう。白杖を持っている人を見かけたらどうしたらいいの?聞いてみたよ。

   ブラインまん!
友達が白杖を持って帰ってきたんだ。
今度から歩くときに、持っていって使うらしいんだけど、どうやって使うんだろう。
質問するルーメン
 飛んできたブラインまん はい!ルーメン。

ルーメンの友達は歩くための練習の基礎ができるようになったんだね。
次から、白杖歩行か。いろんなところに行けるようになるから楽しみだね。

そのためには、見えにくい、見えない人は白杖を持って歩かなきゃいけないんって決まっているんだ。
法律っていうと難しそうだけど、「道路交通法第14条」で定められてるんだ。

 
   ええっ!
法律で決まってるの?どうしてだろう。
あせっているルーメン
 質問に答えるブラインまん   白杖を持って歩くことには3つに理由があるんだ。

一つ目は、歩くときの安全を確保するのため。
二つ目は、道路の様子や路面の変化など手かがりになる情報を入手するため。
三つ目は、視覚障害者だと周りの人にわかってもらうためだよ。

視覚障害者も周りの人もきちんと知ってほしいね。
 
    そうなんだ。
白杖を持って歩くとどうして安全なの?
 不思議に思っているルーメン
 一所懸命説明するブラインまん  白杖はただ持っているだけじゃなくて、体の前で左右に振って使うんだ。そうすることで、1~2歩先の確認ができるんだ。
例えば、段があるとか、路面の状態とかね。
 
   白杖を振るだけで分かるの?すごいな。
でも、振って歩いたら、周りの人にあたったりすると迷惑なんじゃないの?

 考えるルーメン
 手を振るブラインまん  もちろん上手に白杖を振るためには、練習をするのさ。
そんなに大きく振るわけじゃなくて肩幅程度だし、振り回しているわけじゃないよ。上手に左右に振るのも技術がいるんだよ。
うまく振れないと、まっすぐに歩けないし、左右同じ幅で、リズム良く振るのは難しいんだよ。
白杖を持った男性のイラスト
  周りの人は白杖が見えない人たちの目のひとつだと思ってほしいな。見える人は目がないと歩けないでしょう。それと一緒なんだ。
 白杖を振るのは、ぶつからないために前を確認しているんだ。分かってほしいな。
   そうか。
白杖を持っていることで、周りの人が視覚障害者が歩いてるってわかったら、見える人がよけてあげられるね。

 でも、白杖を振ることで、道路の様子が分かったり、手がかりが分かるって、どういうことなの?
 汗をかいているルーメン
 指を指して説明するブラインまん  路面の状態もさまざまなんだよ。
コンクリートやアスファルト、木など材質が違うよね。材質が変わると道が変わったり、どこかの入口だったりするから手がかりになるんだよ。
白杖が当たった時の音や感覚みたいなものを練習することでつかむんだよ。
 
 すごいね。他にはどんなことが分かるの? 質問するルーメン
 笑っているブラインまん  凸凹や段差が分かると歩き方も変わるでしょ。塀や道路を仕切っているブロックなんかがあると白杖で分かるから、止まって確認したり、曲がったりできるんだ。
   じゃあ、白杖を持っていれば安全だね。
 納得するルーメン
 指を指して説明するブラインまん  ハハハ、そうとは言い切れないよ。
 白杖で分かるのは路面の様子とその少し上くらいまでなんだよ。体の前や顔のところに何か出っ張ってたら分からないよ。白杖を上げて振るわけじゃないしね。
 歩道に止まっているトラックの下の部分は空いているでしょう。白杖では下の部分に何も当たらず進んで、上の出っ張った荷台にぶつかっちゃうこともあるよ。
 迷っちゃうこともあるし、危ない時なんか、周囲の人が教えてくれるととても助かるな。
   そうだよね。
トラックとか分からないよね。危ないから止めなきゃいいのにね。
でも、白杖を持っている人が歩いてても、なかなか声掛けられないなぁ。
迷惑かもしれないし…。
  考えるルーメン
指を指して説明するブラインまん  危ないときや困っている様子だったら、ぜひ声をかけてみてほしいな。
でも、いきなり体を触ったり、特に白杖を持っている手をつかんだりすると驚いちゃうし、危ないからやめようね。

 困っている人には「何かお困りですか?」とか、「お手伝いすることはありませんか?」って声をかけて、どうしたいかを聞いてくれるとうれしいな。

見えにくい人は、周囲の状況が分かりにくいから、困っていても、周囲に人がいるのが分からなくて、声をかけられないこともあるんだ。だから、声をかけてもらうと、とてもうれしいよ。困ってなかったら「大丈夫です」って言うしね。
   そうだね。でも声をかけるのはドキドキするなぁ。
だってどうやって手伝えばいいか分からないよ。
困っているルーメン
 笑って説明するブラインまん   何に困っているかを聞いて教えてくれるだけでいいんだ。
でも、方向が分からないって言われたら、「向こうの方」って言ってもわからないから、具体的に「右、左」とか「前、後ろ」とか言ってね。
そして、大体で構わないから、「何メートルくらい先」とか「何歩先」って表現してくれると分かりやすいな。
 どこかに案内するときは、以前話した手引きの方法も忘れないでね。
 
   へえ、「具体的に」かぁ。イメージしやすくなるんだろうね。
手引きについては、前にブラインまんに聞いたんだったね。
分からない人はここをクリックして確認してね。
 感心するルーメン
 汗をかきながら説明するブラインまん  それから最近では、「白杖SOSシグナル」運動というのがあるよ。
困った時に、白杖の持ち手を上にして50㎝くらい持ち上げるポーズが「白杖SOSシグナル」というんだそうだよ。
でも、まだ十分に普及していないし、知らなくて使ったことのない視覚障害者もいるんだ。
「このポーズをしていないから困ってない」というわけではないから注意してね。
このポーズをしててもしてなくても、困ってそうだって思ったら、声掛けてね。 
 白杖SOSシグナルシンボルマーク
「白杖SOSシグナル」シンボルマーク
岐阜市障がい福祉課作成
   新しい「シグナル」なんだね。
みんなが知っていたら、分かりやすいし声掛けやすいんだけどなぁ。
 納得するルーメン
 ほほえむブラインまん   それから、お手伝いしてくれるのはうれしいけど、あんまり世話を焼きすぎるのもちょっとね。後ろから押されたり引っ張られたりすると怖いし困っちゃうね。
できる事はその人にまかせたほうがいいんだ。 
   そうだね。できる事までされると、僕もいやだもん。
 疑っているルーメン
 指を指して説明するブラインまん  そうでしょう。
相手の体場に立って考えてみると分かるよね。

ところでルーメン、これまでルーメンからの質問に答えてきたけど、他の人からの質問にも答えたいな。
 
 
   僕もそうだよ。
いろんな人が持っている疑問や不思議だと思っている話も聞きたいな。
 笑っているルーメン
 飛び去るブラインまん  メールなどでどんどん質問してね。
 みんな、リクエスト待ってるよ~。
 


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