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    No.4
「見えにくい」ってどういうこと??

見えにくいってどういうことなんだろう。
本人が見えにくいことに気づきにくいことから起こることや周りの人がサポートしてあげられることについて考えていくよ。

  聞いてよ!ブラインまん!
この前、知った人と会った時にあいさつしたのに、無視されたんだ。
失礼だよね。
 怒っているルーメン
  ちょっと待って! 
その人、ルーメンに気づかなかったのかもしれないよ。

そのあと、その人と会ったときどんな様子だった?
 
   僕がいたことも知らないっていうんだよ。
気づかなかったって。
 
   もしかして、その人、目が見えにくいって聞いたことない?

見えにくかったら、
 相手がだれか見えなかったり、
 どんな合図か分からなかったり、
 自分でなくほかの人にあいさつしたのかと思ってたりする間に通り過ぎてしまった
ということも考えられるよ。
 
そうか、僕、その人が見えにくいこと知ってたのにな。
気づかないかもしれないなんて、思ってもみなかったよ。 

でも、僕「こんにちは」って言ったよ。
  じゃあ、
 だれにあいさつしたか、分からなかったのか、
 ルーメンだってことが、分からなかったんだよ。
はっきりと自分に声をかけられていると分かるように、
 名前を呼んであげたりすると、声でだれか分かって、反応が返ってくるかもしれないね。
   次から「○○さんおはよう。ルーメンだよ!」って言うようにするよ。  
 それはいい方法だね。  
   「見えにくい」人って、物が見えなかったり、見えにくかったりするんだよね。  
人によって、見え方はさまざまなんだ。
 物がピンボケの状態ではっきり見えなかったり、
 膜がかかったようにぼんやり見えたり、
 暗く見えたり、逆にまぶしくて見えなくなったり、
 見える範囲がすごく狭かったり、
 ものが揺れて見えたり、
見えにくい原因となる場所や疾患によって見え方が違うんだ。

見えている経験が少ないと、見えにくい状態に慣れているので、
自分が見えにくいことに気づかない人も多いんだって知ってた?。
 
 え~。自分が「見えにくい」ってことに気づかないことがあるの?
じゃあ、周りの人が先に気づくこともあるの?
 
   よく物にぶつかるようになったり、
 文章を読んでいて、読み飛ばしが多くなったり、
 複雑な文字で間違えたりするようになることもあるね。
 自分の洋服のシミに気づかず、汚れたものを着ていたり、
 掃除のときうまくゴミを集められないこともあるよ。

急に見えにくくなった場合には、自分でも変だと思うんだろうけど、
少しずつ見えにくくなっていった場合は、自分ではなんとなく見えにくいなあと思っても、
その状態に少しずつ慣れてしまって、あまり変に思わないこともあるそうなんだ。

何だか、見えにくそうだなと思ったら、視力を調べてみるといいね。
   前回のiSiteで説明のあったような視力検査を受けるといいんだね。  
  そうだね、眼科医に行ったり、盲学校に相談に来てくれるとうれしいな。
盲学校では、日常生活に気を付けることや、補装具などの相談にも乗れるよ。
  じゃあ、「見えにくい人」と接するとき、周りの人はどんなことに注意したらいいのかな。  
  一番いいのは、具体的に話してあげること。

見て回りの様子が分からない場合、どんな様子か伝えてあげると、安心だよね。

例えば、場所を聞かれたら、
 前後左右の方向や距離を「右に何メートル先」というように教えてあげると分かりやすいよ。
 「あっち」とか「そこ」といった指示語を使うと、分かりにくいみたいだよ。

食事の時も、どんなメニューなのか、食べ物が置いてある場所をそっと教えてあげるといいね。
 

食事の時って、「左側にご飯が合って右側がお汁だよ」とか?  
   そうだね。
「奥のお皿に載っているのは、左奥から時計回りにトマト、ポテトサラダ、ハンバーク、ニンジンのグラッセだよ」とかね。
   なるほど。

ほかに気を付けることは
 
  普段行かないようなところに行くときは、段差とか障害物を教えてあげると安全に歩けるね。
その人の体を動して教えてあげるときには
「体を触るよ」って言ってから教えてあげてね。
急に手を引っ張ったりしちゃ、びっくりしちゃうよ。
  そうか、急に体を勝手に動かされるといやな気持になるもんね。

僕も、始めていく場所だと小さな段差や、坂になっているところに気づかないでつまずきそうになったりすることあるよ。

一緒に連れて行ってあげるときはどうしたらいいの?

 
  手を引いて移動するときは、
 見えにくい人にひじを握ってもらったり、
 肩に手を乗せてもらったりして一緒に歩いてね。
「ここから階段だよ」とか「少し坂になってるよ」ってそっと教えてくれるとうれしいな。

後ろから押したり、腕を引っ張ったりしないでね。
前にどんなものがあるか分からないし、不安になるからね。
 
    そうか、僕、腕を引っ張ったり、後ろから支えてあげようとして押したりしてたかもしれない。
 
  次から気を付ければいいんだよ。

「見えにくい」ことで
 きちんと並べたり、片づけたりすることが苦手だったり、
 身だしなみがきちんとできなかったりすることもあるから
気づいたらそっと教えてあげてね。

大きい声で注意したらはずかしいから、そっとね。
気を遣うんじゃなくて、さりげなくできるようになるといいね。
  そうだよね。その人にだけ聞こえればいいんだもんね。

ありがとう、ブラインまん
これから気を付けてみるよ。また、教えてね。
  これから「見えにくい人や見えにくいんじゃないかなという人」にも、
「自分だったらどうしてほしいかな」と想像して接してね。
 

2014.11 up


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