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    No.6


 見えにくい・見えない人たちはお金を払うとき、どうやってお金の違いを見分けているのでしょう。
 最近の便利なグッズとともに紹介します。
  
   ブラインまん!
見えにくい人たちはどうやってお金を見分けてるんだろう。
間違えて払ったりすることはないのかな。 
 
 そうだね、見えにくい人にとって、お金を区別するのはなかなか難しい場合があるね。
ルーメンも、お金をよく比べてみるといいよ。
硬貨は大きさが違っていたり、穴が開いていたりしているね。
紙幣もそれぞれ大きさが違うの、わかるかな。
 
 
    そうか。
確かに、1円玉から500円玉まで並べてみると大きさが違うね。
でも、ほんのちょっとしか大きさが違わないものもあるよ。
 
 指を指して説明するブラインまん  硬貨を持ってみると、重さの違いも手掛かりになるよ。
一番軽い1円玉と一番大きくて重い500円玉ははっきりわかるでしょ。

それに、日本の硬貨は5円玉と50円玉に穴が開いているからわかりやすいんだ。

 
 でも、5円玉と50円玉はちょっとしか大きさが違わないよ。
あ、50円玉には周りにギザギザがついてる。

   よく気が付いたね。ルーメン。
50円玉以上の硬貨は、周りにギザギザがついているんだ。

10円玉と5円玉は赤っぽい赤銅色で、
50円玉以上は銀白色と、
色の区別も付けているんだよ。
   へえ、今まであんまり考えたことなかったよ。すごいね。

じゃあ、紙のお札はどうなの?
 
 一番の手掛かりはお札の長さなんだ。
一番短いのは千円札で、一番長いのが一万円札さ。
 
   でも、比べないと分からないかも。
ほかに手掛かりはないの?

 
    五千円札と一万円札には表側の左下に「ホログラム」があるので、
つるつるした感触の部分の形も手掛かりになるね。

 また、全体的に
緑っぽく見えたら千円札、
紫っぽく見えたら五千円札、
茶色っぽく見えたら一万円札と見分けることもできるそうだよ。
 
   この前、お札には見えにくい人たちのための凸凹している部分があるって聞いたけど?  
 角の部分を触ると、盛り上がったインクで印刷されている部分があるよ。
千円札は棒の形で、
二千円札は3つの点、これは点字で「に」を表しているそうだよ。
五千円札は正八角形、
一万円札はカッコの形だ。

 でもね、新しいお札だと分かりやすいけど、繰り返し使われるうちにだんだんすり減って分かりづらくなってくるんだ。
だから、一番確実な方法はやっぱりお札の長さかな。

 そうか。
あまり使われないようになったけど、二千円札もあるよね。
 
   そうだね、二千円札は長さがあまり変わらないので分かりにくいんだ。

 お金の識別については、
お札を作っている
国立印刷局のwebページを見てみるともっと詳しく載っているよ。
国立印刷局のwebページ「識別性向上に向けた取組」はこちらから
  →
http://www.npb.go.jp/ja/intro/ninsiki/index.html

 また、お札が1枚しかないときも、比べられないからわかりにくいね。 
   そんな時は困っちゃうね。
どうするの?
 
   お札の種類を調べる機械があるんだ。
自動販売機の中にも紙幣の種類を自動で読み取る機械が組み込まれているんだけど、
これを小型で簡易化して、携帯できる「
紙幣識別機」があるんだ。

お札の角を機械に合わせてボタンを押す、片手に乗るくらいの小さな「ポータブル型」と、
お財布型で、何枚もお札が入れられて、一番手前のお札の種類だけを音声やブザーなどで教えてくれる「財布型」があるよ。
ちょっと高いけど、便利で安心だよね。

 詳しいことは、この機械を作っている会社、販売している会社に問い合わせてみてね。
グローリー株式会社(ポータブル型の識別機を作っている会社)
http://www.glory.co.jp/company/news/2014/0728.html

販売元 株式会社 タイムズコーポレーション
http://www.times.ne.jp/visual/voice/qn-20/

株式会社システムイオ(財布型の識別機を作っている会社)
http://www.systemio.co.jp/
 
 ポータブル紙幣読み取り機のイラスト
ポータブル型
財布型の紙幣識別機のイラスト
財布型
 ほかに、スマートフォン用のアプリケーションもあるよ。

国立印刷局が作ったアプリ「言う吉くん(いうきちくん)」を
アイフォンにダウンロードして使うんだ。
アプリを起動させてカメラをでお札にかざすと、音声でお札の種類を読み上げてくれるよ。


詳しくは、「お札識別アプリ『言う吉くん』」
  →http://www.npb.go.jp/ja/intro/ninsiki/iukichi/index.html

また、外国にも金額を読み上げてくれるアプリがあるそうだよ。

「言う吉くん」アプリのアイコン
お札識別アプリ
「言う吉くん」
   へえ、便利だね。
機械やアプリがあると、間違えないで済むね。

でも、お金を払うとき時間がかかってしまうんじゃない?
 
   そうなんだ。
お店のレジでお金を払うとき、後ろに人がいるとドキドキしてしまうよ。
 

 みんな、待ってくれるといいのにね。
なんかいい方法はないの?
 
   見えにくい人たちもそれぞれ早く支払いができるよう工夫しているんだ。
お金の種類別に仕分けできるお財布を使ったり、折り方を変えたりしてスムーズに支払えるようにしてるよ。
   硬貨を種類別に仕分けて入れる小銭入れってあるよね。
でも、仕切りのあるお財布は、ふつうお札を2つくらいにしか分けられないんじゃないの?
 
    僕の友達は、仕切りのあるお財布を使って、千円札と一万円札を分けて入れているよ。
そして、五千円札だけ、あらかじめ二つ折りにして入れておくんだって。
 
   なるほど。
あらかじめ、二つ折りにしておくと分かりやすいね。
いろいろ工夫してるんだね。

 ありがとう、ブラインまん。また教えてね。
 納得するルーメン
   また、何かあったら呼んでね。  


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