聴覚活用の大切さについて〜音を楽しもう♪〜



 いろいろな音やことばは、音の大きい小さい(強弱)と高い低い(周波数)の組み合わせによって出来ており、そのパターンを大脳がおぼえることで、ことばが理解できるようになったり、いろいろな音の意味がわかるようになります。
 頭の中には網の目のようにたくさんの神経が張りめぐらされていて、いろいろな音やことばは、それぞれのパターンでその神経回路に形作られていきます。
 ところが人間は生き物ですから髪が伸びたり爪が伸びたりするのと同じようにその神経回路ができるのも、少しずつ少しずつしか出来ていきません。
 しかもその回路が出来るためにはいつも同じように聞こえていて、何回も何回も聞いてはじめて回路が出来るのです。
 だからいつも同じように聞こえるためには、補聴器の手入れや管理をしっかりして良く聞こえるようにして、さらに朝起きたらすぐに補聴器をつけて夜寝るまでつけておかなければいけません。
 このことをちゃんと実行していると最初は分からなかったことばや音の意味が少しずつ分かるようになってきます。 赤ちゃんがだんだんことばや音の意味がわかるようになっていくのと同じことです。
 ことばは日本人の場合は日本語の音の組み合わせをたくさん聞くことでそのパターンが作られるので、たくさんの人といっぱい会話をすることが大切です。
 またいろいろな音の意味がわかるようになるためにはいろいろな音を聞くことが大切です。 その音を興味をもって聞けば、さらに早く良くわかるようになります。
 何か音を感じたら何の音だろう?と関心をもってみてください。 自分でも何かをたたいたりして音を出してそれを聞いてみてください。風の音、水の音、犬の声、鳥の声、ゲームの音、車の音(車種によっても音が違うかもしれませんね、また身を守ることにもつながりますね。)いろいろな音をどれくらい集められるか挑戦してみるのもおもしろいと思います。
 みなさん、おおいに音を体験し楽しみましょう!!