音のマナー      

 普段(ふだん)、あまり気にしていないマナーがあります。それは、「音」。身の回りにはたくさんの音があります。わたしたちの行動が意外(いがい)にも大きな音を出してしまうことがあります。自然な音は気になりませんが、不自然な音は周りの注目を集めてしまったり、周囲の人に迷惑(めいわく)をかけてしまったりします。
 何が不快(ふかい)か、そうでないかは人によって感じ方が違うものですが、誰かがイヤだと感じたら、良いマナーとは言えません。次のような行為(こうい)に注意すると、人に不快な思いをさせることを(ふせ)ぐことができるかもしれませんよ。
公共交通機関(こうきょうこうつうきかん)劇場(げきじょう)美術館(びじゅつかん)、映画館などでは、携帯(けいたい)電話はマナーモードにする。
バイブでも机などに置いておくと、振動(しんどう)がうるさいことがあります。静かなところでは気をつけましょう。
かかとは引きずらないで歩く。
静かなところでは特に目立ちます。
足全体を一度につけない。
マンションなど上の階の音は特に(ひび)きやすいです。

汁物(しるもの)をすすらない。
口を開けてかまない。
食事の音は特に気になるものです。
食器、フォークなどを置くときは、そっと置く。
食器があたる音は耳障(みみざわ)りです。

ハウリング(補聴器からの音()れ)に気をつける。
ハウリングは高く、耳障りな音です。
ハウリングは電池の()りも早くなります。イヤモールドやフック、チューブを点検(てんけん)しておきましょう。
それでもハウリングしやすい人は、あらかじめ周囲の人に「ハウリングしたら教えて」くれるよう(たの)んでおきましょう。

キーボードを力一杯(ちからいっぱい)たたかない。
キーボードと指を近づけて入力する。
カチャカチャという音が気に(さわ)るものです。

周りが静かになる時間帯(深夜)は、洗濯(せんたく)掃除(そうじ)をしない。
洗濯機や掃除機の音が響いてうるさいです。

物を置くときは、置く場所と物が近づいてから手を(はな)す。
ものを投げておかない。
大きな音が立ち、不自然な音は周りの注目を集めます。

ドアは力(まか)せに閉めない。
ドアと戸口を近づけてから、(やさ)しく閉める。
ドアの音は大きく、耳障りな物です。

このほかにもいろいろな音のマナーがあります。気をつけて行動してみてください。

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