第32回 全国障害者技能大会

第32回全国障害者技能大会(アビリンピック)が無事行われました。本校の参加した家具部門の結果ですが、標準時間5時間30分ちょうどで植田大喜くん(専攻科1年)が銀賞。さらに、5時間36分と時間オーバーでしたが、佐田大樹くん(専攻科1年)も銅賞と、ともに賞をとることができました。

今回の大会(家具部門)は神奈川県から参加の人を含めて合計3名で競いました。金賞はこの神奈川県から参加された方で、家具関係の会社に勤めており、家具作りの職人さんでした。この方も、本校の産業工芸科の卒業生だったと聞き驚きました。完成した家具は手順も完璧で完成度が高く満点に近い点数ではないかと思ったくらいです。生徒たちもプロの手さばきや技術を間近に見て刺激されたようで、さらに頑張ろうという気持ちを持ち一生懸命に取り組む様子がうかがえました。

生徒たちは大きな失敗もなく進むことができましたが、多少精度の良くない部分があり、組み立て前に審査室へ提出する際、厚みや幅をノギスで測ると少しずれがあったようでした。また、前半まではスピードがあり、良いペースで進んでいましたが、後半の加工の部分で寸法違いがあり、材料を交換しなければならなくなる生徒もいました。
 この経験は2人にとって自信になり、良い経験となりました。

長崎県代表では他の競技種目も含め5人の参加でしたが、賞を3つ取ることができました。