先輩・保護者の声

平成25年度1年生

卒業生

保護者


●平成25年度1年生
生徒A

@対馬高校国際文化交流コースに入学して
 長崎県立対馬高等学校に入学して、週に5時間、韓国の語学を学習しています。授業は、韓国語の文字から始まり、日常会話や、単語など、日本語や英語を覚えてきたように一からひとつひとつ学習しています。韓国人の先生もいらっしゃって、発音など聞き取りやすく、丁寧に教えてくださるので、とても分かりやすく学習できます。夏には、韓国での研修もあり、韓国の大学生と触れ合ったり、一緒に学習したりと本場での学習はとても興味があり、楽しみです。

A中学三年生へのメッセージ
 長崎県立対馬高等学校には、二つの科があります。普通科と商業科です。私は普通科の国際文化交流コースを選択し、入学しました。国際文化交流コースでは、韓国語や韓国文化、歴史などについて幅広く専門的に学ぶことができます。韓国と日本の歴史の違いや風習の違い、これからの両国の発展や結びつきに役立つ仕事につきたい人や興味のある人は、是非、長崎県立対馬高等学校国際文化交流コースに来てみませんか。


生徒B

@対馬高校国際文化交流コースに入学して
 私は、このコースでとても良かったと思います。最初は、「この少ない人数で生活できるのかな」など、多くのマイナスな思いがありました。ですが、入学してすぐ、明るくて優しく面白い人たちに出会いました。今の生活はとても充実しています。これからも、8人仲良く、たくさんの行事に参加していきたいです。下宿のおばちゃんもやさしく接してくださり、ご飯もおいしいです。今から三年間たくさんの人に支えられながら自立に向けて頑張ります。

A中学三年生へのメッセージ
 中学三年生のみなさん、対馬高校は楽しい学校ですよ。先輩たちは優しいし、先生方もとても面白いです。また、進路実現に向けて多くのことを教えてくださったりします。また、下宿先では、里親さん達がやさしく接してくれて、美味しいご飯を作ってくださったりして、いつも近くで支えてくださいます。最初は、寂しいとか家に帰りたいと思うときもあります。でも、クラスの仲間や先生などたくさんの人がいます。ですから、安心して学校生活を送ることができます。


生徒C

@対馬高校国際文化交流コースに入学して
 私がこのコースを志望するために乗り越えなければならなかった条件は、親元を離れての生活でした。そのため、入学する前は不安で頭が一杯で夜も眠れず、本当にこの進路で良かったのかと、何度も思いました。入学式後のHRで、会ったことも話したこともない先生やクラスメイトと対面し、その後、共に学校生活を送っていますが、私の不安は跡形も無くなり、まだ入学して一ヶ月も経っていませんが、これから先も、このコースで自分を磨いていくことができると思っています。

A中学三年生へのメッセージ
 そろそろ皆さんも、進路のことで悩み始める時期だと思います。私は自分の立場上、どの高校に進むかが、自分の一生を決めるため、皆さんと同じくらいの時期に、嫌という程たくさん悩みました。東京の高校に進むという選択肢がありながらも、最終的には、ここ対馬高校で、人生を決める大切な三年間を過ごすことを決心しました。人生は選択の連続なのだと、身をもって痛感させられました。今この時期から、何が自分にベストなのかをよく見極め、一日一日を大切に過ごしてください。応援しています!

●卒業生
 私は中学生の時韓国に興味を持ち、3年の夏、志望校を対馬高校に決めました。佐世保にも高校はたくさんあるのにどうしてわざわざ親元を離れて島の高校に行くのか、対馬ではなくても韓国語は勉強できるではないか、と言われることもありました。確かに対馬高校ではなくても韓国語は勉強できるし、国文コースの生徒は韓国語中心の授業を受けるため、センター試験を受けて大学に進むというような一般的な進路は選べません。この点だけみるとたいしたことない、むしろ不利益なことばかりだと思われるかもしれません。しかし今ここではっきりと断言します。韓国や日韓関係に少しでも関心があるという後輩のみなさん、対馬高校で韓国について学び感じ体験していく3年間はみなさんにとって必ずかけがえのない思い出と素晴らしい経験になります。人と違う進路選択、人生選択には困難がつきものです。私もこの3年間、何度家族が恋しくなって涙したり、大会で悔し涙を流したりしたか、分かりません。それでも一つひとつの壁をクリアしていくことで得られるものは大きいです。思い切って知らない世界に飛び込む勇気をみなさんにも持ってほしいと思います。またそうした子どもの気持ちを尊重し、背中を押してくれる家族の存在は何よりも大きいと、私自身、高校・大学の進路選択の上で強く感じました。私は今韓国の大学で勉強中ですが、毎日が異国文化、他言語との戦いの日々です。それでも1年後、4年後、10年後・・・自分がどんなふうに成長しているのかを想像すると未来が楽しみで仕方ありません。みなさんも対馬高校をスタートラインに、まだ見ぬ自分の人生をみなさん自身の手で切り開いてみませんか?
●保護者

この春、娘は対馬高校国際文化交流コースの三年間の課程を無事修了しました。

K−POPのBOAに憧れて韓国語に興味を持ち対馬高校国際文化交流コースを選択するという軽い乗りで入学をしました。入学後は、授業で韓国語を学びながら、コーラス部に在籍し様々な場所での発表、韓国大使館主催の作文コンクールへの挑戦、韓国語弁論大会などでの発表、二度にわたるK−POPコンテストへの挑戦、そして全国大会への出場、毎年参加した韓国への語学研修、韓国への修学旅行、毎日の高校生活、文化祭や体育大会、対馬で出会った色々な人たちとの交流など、多くの高校生とは違う選択をして様々な経験を積む中で、確実に成長しました。

娘は、今春から韓国国立釜慶大学で学び始めました。異国の土地で異国の人と文化に触れて、更に成長して行くと思います。

高校入学当初の「K−POPへの憧れ」から、今は「国際的な舞台で活躍する」という明確な目標を持つようになりました。日本は今後も近隣諸国と友好的・未来志向の関係を続けていかなければなりません。その中で、対馬高校国際文化交流コースの卒業生が、少しでも役に立てる人材になれればと願っております。