小濱鉄道・温泉鉄道車内放送復活プロジェクト
80年以上前に廃止された鉄道が車内放送の動画で復活!

車内放送動画リンク  小濱鉄道・温泉鉄道とは

このプロジェクトの概要


プロジェクトのチラシはこちら(PDF)

愛野村~愛津の車内放送(Youtubeへリンク)
各駅の写真を押すと各区間の動画にリンクします。
各動画の説明欄に前区間と次区間のリンクがあります。

 全区間の連続再生動画はこちら


愛野村~愛津



愛津~水晶観音



水晶観音~濱



濱~千々石



千々石~上千々石



上千々石~木津の濱



木津の濱~富津



富津~肥前小濱



肥前小濱~小濱湯町

※小濱湯町は当初計画がありながら、経営難などで実現できなかった駅です。
小濱鉄道・温泉鉄道とは
 現在の雲仙市愛野町から諫早市森山町を経由して雲仙市千々石町・小浜町を結んでいた鉄道で、大正12年(1923年)に愛野村~千々石間を温泉鉄道(うんぜんてつどう)、昭和2年(1927年)千々石~肥前小浜間を小濱鉄道(おばまてつどう)が開通させました。
 地域のために開通した同鉄道でしたが、千々石・小浜間の難工事などにより資金不足となり、当初の目標であった小浜温泉街までの線路敷設ができませんでした。そのため温泉街から約2km離れた肥前小濱駅を終点とし、温泉街まではさらに自動車に乗り換える形になったことで、長崎・諫早方面からの直通バスとの競争に敗れ、昭和13年(1938年)に廃線となりました。
 廃止直前まで温泉街への路線延長を目指していたようですが、温泉鉄道が経営に行き詰まり、雲仙鉄道を設立するという複雑な経緯の中、最後までその夢を叶えることはできませんでした。

昭和2年の島原半島内の路線図(クリックで拡大)
※雲仙市瑞穂町在住の方から提供


当時の時刻表(クリックで拡大)
※雲仙市小浜歴史資料館所蔵

 
路線延長計画に関する資料
※国立公文書館
雲仙鉄道(元小浜鉄道) 自大正九年至昭和二年
雲仙鉄道 自昭和十一年至昭和十三年


千々石駅 ※島原鉄道100年史
小濱鉄道・温泉鉄道車内放送復活プロジェクト
 鉄道に詳しい先生からお話をいただき、約15年間しか走っていなかった鉄道の存在を知りました。この鉄道の存在を後世に伝えるために、西陵高校の生徒2名で資料などを参考に当時の情景を想像しながら自分たちで原稿を考え、車内放送を再現する形で動画作成に取り組みました。動画は愛野村駅から肥前小濱駅に加え、実現できなかった「小濱湯町駅」も作成しました。原稿作成にあたって、当時の資料や線路跡沿いの各町の町史などを調べるとともに、現地に出向いて取材を行いました。※当時同鉄道で車内放送があったかどうかは不明です。

 
このページで使用する写真等は、以下の機関等から許諾を得ています。
雲仙市教育委員会・島原鉄道株式会社
国立公文書館・国際日本文化研究センター
また、雲仙市在住の方から資料を提供していただきました。