衛生看護科

2 資格や免許   3 学習内容

 卒業と同時に准看護師試験の受験資格が得られます。現在までの卒業生のほとんどは看護職へ進んでいます。ただ現在の医療技術の進歩は目覚ましく,衛生看護科を卒業後すぐに看護の現場で働くことは難しいため,ほとんどの生徒が上級学校へ進学し,看護師の資格を取得したのち就職しています。
 衛生看護科を卒業すると,大学・専門学校(進学コース)等へ進学することにより,最も短い期間で看護師国家試験の受験資格を得ることができます。ただし,最近では衛生看護科から進学できる専門学校等の募集停止が進んでおり,進学先の選択が難しくなっている状況です。
 准看護師免許取得後に普通科と同じ看護大学へ進学する道もあります。難易度は普通科の大学進学同様に高いですが,衛生看護科からの推薦枠のある学校もあり,看護師・保健師・助産師の資格を同時に取得することができます。



○准看護師資格試験について
  この試験は都道府県知事免許の試験で,年に1回行われています。本校では毎年3学年終了時(2月)に長崎県の准看 護師資格試験を受験しています。
  受験科目は,人体の仕組みと働き・食生活と栄養・薬物と看護・疾病の成り立ち・看護と倫理・患者の心理・保健医療 福祉の仕組み・看護と法律・基礎看護・成人看護・老年看護・母子看護・精神看護の14科目です。
 この試験に合格しなければ,看護専門学校に進学することも准看護師として働くこともできません。
  本校では,その強化対策として次のことを行い,ほぼ100%の合格率を維持しています。
     (1) 補習・補充授業の実施
     (2) 3年の学年末考査終了後の特別授業実施
     (3) 1年次2回,2年次3回,3年次5回の対外模試の実施