皆さんの多くが、「『言語聴覚士(げんごちょうかくし)』って何?」と思っていると思うので、紹介します。
言語聴覚士(Speech Therapist=ST)とは、簡単に言うと次のような仕事をする人です。
何らかの理由で、他の人と音声言語(おんせいげんご)(声による言葉)によるコミュニケーションが難しくなった人たちに検査や訓練をして、コミュニケーションができるようにする |
音声、言語、聴覚障害に障害のある人とは、次のような障害のある人たちです。
障 害 | 具 体 例 |
脳の病気 | |
事故による 失語症(しつごしょう) |
話したいことが頭に浮かぶのにうまく話せなくなる 話したいことが頭の中でうまくまとまらないまま話をして、相手は何を言っているかわからなくなる など |
難聴(なんちょう) | 耳が聞こえにくい |
言語発達遅滞 (げんごはったつちたい) |
なかなか言葉を話さない 複雑な内容を理解できない など |
検査や訓練をするためには、
適切な(その人に合った)リハビリテーションプログラムを作成します。
そして、コミュニケーション能力を向上させていくための訓練、指導、助言を行います。
ろう学校では、聴能室で「聞こえの検査」をしたり、補聴器や人工内耳のことをいろいろやっていきます。