1歳6か月児健診・3歳児健診で難聴を見逃さないために

 「1歳6か月児健診(けんしん),3歳児健診で(なん)(ちょう)()(のが)さないために」という(さっ)()が,日本耳鼻(じび)咽喉(いんこう)()学会(がっかい)より保健所や(ふく)()()()に出されました。
 今は,(しゅっ)(さん)した病院で(せい)()一週間のうちに,難聴かどうかを調(しら)べる簡単(かんたん)な検査((しん)(せい)()(ちょう)(かく)スクリーニング検査)(おこな)います。                                 
 しかし,ここでパス(()(じょう)なし)と言われた赤ちゃんが,2〜3歳になったときに難聴と()かることがあります。「生まれてすぐは聞こえていたが,その後聴力が(てい)()して難聴になった」とか,「(ちゅう)(とう)()の難聴で少し反応(はんのう)があった」ということが()(ゆう)として考えられています。
 そこで,保健所で(かなら)ず全員がうける「1歳6か月児健康診査」と「3歳児健康診査」のときに難聴を発見(はっけん)できるよう,この冊子が作られました。「健康診査」では保護者へのアンケートや子どもへのチェックを(おこな)っています。
 そのときに,保健所の方が難聴を見逃さないように,健診で注意するポイントが(しめ)されています。
(よう)()を見ましょう」と言わず,早めに検査を()けることを(すす)める。
「新生児聴覚スクリーニング検査」をパスしていても(さい)()聞こえのチェックをする。
行動面(こうどうめん)が気になるお子さんも,聞こえのチェックをする。ことばの(おく)れやコミュニケーションの問題で,他の(しょう)がいと()(ちが)えられていることがある。
(ちゅう)()(えん)()(かえ)すお子さんも,聞こえの(じょう)(たい)をチェックする必要(ひつよう)がある。

ということがポイントとしてあげられています。
 できるだけ早く難聴を発見し,早く()(ちょう)手段(しゅだん)活用(かつよう)しながら(りょう)(いく)を始めるために,さまざまな(ぶん)()改善(かいぜん)されていますね。

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