「拗 音」の話

 今回(こんかい)(れん)(しゅう)するのは「拗音(ようおん)」です。

「拗音」とは「きゃ(き+や)」「ちゅ(ち+ゆ)」「りょ(り+よ)」のように二つの音が()()わさってできる音です。ですから,それそ゜れの音が正確に出せないときれいな拗音を出すことはできません。
 
 拗音を練習する前に「き」「し」「ち」「に」「ひ」「み」「り」「ぎ」「じ」「び」「ぴ」(これらは(すべ)てイ(だん)の音)と「や」「ゆ」「よ」が(じょう)()に言えるかを先生に確認(かくにん)してもらいましょう。もし,上手に言えないときはそれぞれの音を練習したあとに拗音の練習を始めましょう。

 それでは,拗音の練習方法ですが,「きゃ」を(れい)にして説明(せつめい)します。

@ まずはそれぞれの音を「き・や」とはっきりと言います。
A それぞれの音を上手に言えることが確認できたら次に「き〜〜〜〜〜〜や」(つづ)けて言います。
B 次は「き」と「や」の間を(みじか)くして「き〜〜〜や」と言います。 きゃ!
C 次は(さら)「き」と「や」の間を短くして「き〜や」と言います。
ここまで来るとだいぶ「きゃ」に近づいていると思います。
D 「き」と「や」の間がないくらいにつづけて言うことが出来れば「きゃ」完成(かんせい)となります。

 他の拗音も同じ(よう)(りょう)ですので練習の方法は()較的(かくてき)簡単(かんたん)だと思いますよ。

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