(はな)をかむこと、すすること

 まだまだ(さむ)い日が(つづ)きますが、皆さんの体調(たいちょう)はどうですか?ひょっとして風邪(かぜ)を引いて、くしゃみが出たり鼻が()まったり鼻水(はなみず)()らしている人がいませんか?中にはインフルエンザにかかって、高熱(こうねつ)が出たり(からだ)節々(ふしぶし)(いた)くなったヒトもいるのではないでしょうか。(かる)い風邪なら症状(しょうじょう)として(せき)・鼻水・鼻づまりがあると思います。では、その鼻水・鼻づまりを皆さんはどうしていますか?今回は、「鼻をかむこと、鼻をすすること」について少しお話しします。

【鼻水をためる危険性(きけんせい)
 鼻をかむ、ということは、鼻にたまった鼻水を外に出す作業(さぎょう)です。鼻水が出る典型的(てんけいてき)原因(げんいん)は、風邪やアレルギー性鼻炎(せいびえん)花粉症(かふんしょう))などです。鼻水には本来(ほんらい)、体を(まも)物質(ぶっしつ)がたくさん入っていますが、それが鼻の中に長くとどまると鼻の病気によくかかったり、なかなか(なお)らずに病気が(わる)くなったり、鼻づまりがよく()きる原因(げんいん)となります。これらは鼻をかむことで解消(かいしょう)できます。
【正しい鼻のかみ方】
@ 片方(かたほう)ずつかむ
A 鼻をかむ前に(いき)をこらえる
B ゆっくりと少しずつ空気(くうき)()し出すような(かん)じで、鼻をかむ
【鼻すすりの危険性】
 鼻をすすることでも、鼻水をのどに()()み、鼻の中の不快感(ふかいかん)や鼻づまりを()ることができますが、習慣的(しゅうかんてき)な鼻すすりは中耳炎(ちゅうじえん)などになりやすい可能性(かのうせい)があることが最近(さいきん)(あき)らかになりました。(とく)滲出性(しんしゅつせい)中耳炎がなかなか治らない原因となるので、鼻すすりはできるだけしない方が良いようです。
 これから、花粉症の季節(きせつ)にもなります。風邪だけでなく、花粉症でもすすらずにかむことをお(すす)めします。

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