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デフリンピックについて
ロンドンオリンピックでメダルの総数が38個となり,日本の歴代1位となりました。
たくさんの盛り上がりを見せた『オリンピック』に続き,ロンドン『パラリンピック』も開催されましたね。
身体障害者の『パラリンピック』に対して,聴覚障害者のオリンピックとして『デフリンピック』があることを知っていますか? 『デフリンピック』は1924年にフランスで初めて開催されました。聴覚障害者のための国際的なスポーツ大会で,聴覚障害者自身が運営していることが大きな特徴です。
『デフリンピック』への参加資格は,補聴器をはずした裸耳状態での聴力が55デシベルを超えている者で,各国の聴覚障害者スポーツ協会に登録している者とされています。また,身体の安全を確保する理由で競技中に補聴器を装用することは禁止されています。
コミュニケーションすべてが国際手話によって行われ,競技はスタートの音や審判の声による合図を視覚的に工夫する以外,オリンピックと同じルールで運営されるこそうです。
また,『パラリンピック』が「リハビリテーション」重視の考えで始まったのに対し,『デフリンピック』は聴覚障害者仲間での記録重視の考えで始まっているそうです。(ちなみに,『パラリンピック』には聴覚障害者は参加できません。)
次回の『デフリンピック』の開催は,アテネにて2013年8月3日から13日の予定です。
今年の夏は,ロンドンで『オリンピック』や『パラリンピック』で競技者たちから元気をもらいましたが,来年は『デフリンピック』での日本人の活躍を期待できそうです。
ちなみに,『デフリンピック』は,夏季はバドミントン・バスケット・バレーボール・水泳など19競技,冬季はアルペンスキーやスノーボード・カーリングなどの5競技の合計24競技が開催されます。
平成25年7月26日(金)〜8月4日(日)に,ブルガリアで開催された『第22回 夏季デフリンピック競技大会ソフィア2013』に,長崎県の選手が出場しました!
『デフリンピック』とは,4年に一度世界規模で行われる聴覚障害者のための総合スポーツ競技大会であり,国際ろう者スポーツ委員会が主催する障害者スポーツ大会における最高の国際競技大会です。
長崎県から,陸上競技に「田井小百合選手」と,バスケットボール競技に本校の卒業生でもある「榎並泰徳選手」の2名が出場しました!
「田井小百合選手」は,100mハードルでみごと銅メダルを獲得し,来年の『長崎がんばらんば大会』への出場を目指しています。
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