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特色ある機器関係
@ オージオメータ

 オージオメータは、聴力測定を行うための装置です。子どもたちの聴力を測定し、それぞれに適正な補聴器を装用することは聴覚障害児教育においては最も重要なことです。本校のオージオメータでは、「気導聴力検査」、「音場聴力検査」、「骨導聴力検査」、幼児向けの「COR」「遊戯聴力検査」等が行えます。

・気導聴力検査・・・ヘッドフォンを装着して右耳、左耳の聴力を別々に
            測定します。

・音場聴力検査・・・スピーカーから音を出して検査します。主に補聴器を
            装用して両耳で測定します。

・骨導聴力検査・・・特殊なヘッドフォンにより音を振動に変換して直接
            耳の後ろの骨に伝え、聴力を測定します。

 ろう学校に通ってくる子どもたちの多くは「感音性難聴」といって内耳(蝸牛、聴神経等)に障害がありますが、まれに「伝音声難聴」といって外耳道閉鎖(耳の穴がふさがっている)等の外耳の障害や中耳(鼓膜、耳小骨等)に障害がある場合があります。その子の障害が伝音性か感音性かその2つが合わさったものか(「混合性難聴」といいます)を調べるときなどに使います。

B サインランプ

 各教室の正面の壁には、赤、青、黄色のサインランプが設置されています。ろう学校でもチャイムは鳴りますが、サインランプを見れば一目で授業時間か休み時間かが分かります。青は授業時間、黄色は休み時間、赤は緊急時(火災や地震等)を示しています。
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A 補聴器特性検査装置「オーリカル」

 子どもたちが装用している補聴器がそれぞれの聴力に合わせて正しく機能しているかを把握し、管理することも聴覚障害児教育においては重要なことです。毎週1回、学級担任が補聴器の状態を検査します。

  オーリカルは、補聴器特性検査だけでなく、これ1台で聴力測定、実耳測定、プログラマブル補聴器のフィッティング等に幅広く対応できる装置です。