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LED文字情報システム文字情報システム
緊急文字情報設備(聴覚障害者避難情報システム)


概要
 この設備は、火災報知機設備等の防災システムより発信する警報情報に加えて、「文字」と「光」による火災発生情報を表示する装置です。本校ではこの視覚情報により異常発生の確認と必要な情報を知ることができます。
 
●サイレンの代わりにフラッシュライト及び回転灯(赤色)で知らせます。
 
●校内放送の代わりにLED表示装置で情報を表示します。
 通常運用時は、時刻表示になっています。また、文字情報は任意に作成しスケジュールに合わせて表示できるため、本校では「時事問題」「連絡事項」「下校時の指示」などを毎日表示しています。(緊急の場合は警報情報が優先されます)
表示メッセージ
●緊急避難メッセージ・・・火災発生時に表示されます。
●呼び出しメッセージ・・・生徒の呼び出しや連絡、情報提供する場合に表示させます。
●スケジュールメッセージ・・・生徒の下校時間などあらかじめ設定した時間に表示させます。
●時刻メッセージ・・・通常時は現在の時刻が表示されます。
機器構成
 本校では専用回線ではなく校内LANを利用して構築しています。各棟の各階に新規のHubを設置しそこから各LEDに接続しています。LED表示装置は全棟で78台設置され、ほぼすべての場所から確認することができます。
●LED表示装置(片面・両面)
  フラッシュライト付きのLED文字表示装置。緊急時にはフラッシュライトが点滅して生徒に対して注意を促します。
●回転等
  主要個所に設置し、緊急時には赤色点灯、お知らせ時には黄色点灯させます
●文字入力パソコン
  事務室、各職員室に設置しています。このパソコンを利用して「呼び出し」「情報提供」[スケジュール連絡」などのメッセージ作成を行います。
●配信制御装置
  施設内のLED表示装置に対して、文字データを適時配信する制御装置です。各LED表示装置の状態(エラー等)表示や疑似的に緊急情報を表示させることもできます。
●情報サーバー
  文字入力パソコンから入力された各種データが蓄積されます。配信制御装置は定期的にこの情報サーバー内のデータを確認して、各LED表示装置に表示データを送信します。
●リレーボックス
  回転灯を作動させるために使用します。

 回転灯

文字入力パソコン
緊急時以外での有効利用(教材としての取り組み)
「お昼のニュース」の発信
 社会科では昼休み(昼食時間帯)に、社会のニュースに興味関心を持つことができるように、毎日「お昼のニュース」として様々な情報を発信しています。 
 発信するニュースの内容は、政治、経済、文化、歴史、地理、社会福祉、平和教育、スポーツ、学校行事に関することで、また生徒自ら提供したニュースやクイズなどがあれば優先的に発信するようにしています。
 1回に表示(流れる)する文字が100文字以内と制限があり、詳細な情報発信とはなりませんが、発信した情報の詳細(補足)を階段の踊り場にある掲示コーナーを利用して掲示したり、その掲示物が授業に関連したものであれば教材として使用したりしています。また、難しい漢字や大切な用語には読み方や意味をカッコ書きで明記しています。
 発信開始当初は、見る(文字情報装置)習慣がなく、見る生徒、見ない生徒とまちまちでしたが、発信する内容を工夫し、生徒が興味関心を持つ情報を流すことで、次第に見る習慣が定着し、現在では決まった時間に自然と文字情報装置に注目するようになり、お昼のニュースが生活の一部として浸透しています。