「体験と発見、未来へ」

   この度は、長崎県立西彼農業高等学校のホームページをご覧いただきありがとうございます。着任して 4年目を迎えました校長の市丸智基(いちまるとしき)と申します。よろしくお願いいたします。

   「体験と発見、未来へ」は西彼農業高等学校の教育スローガンです。本校で、「自分の可能性や長所を見つけたり、気づいたりして、将来の進路や社会に結びつけてほしい」というプラス思考の願いを込めています。

   令和6年度も新入生58名が西海市、長崎市、佐世保市、時津・長与町の中学校から入学し、全校生徒 163名(1年生58名、2年生49名、3年生56名)でスタートいたしました。1年生のみなさんは、農業高校の魅力である「命」を学ぶことのできる農業分野を中心に、食料や生活をテーマとした学習、また、部活動に取り組んでいます。それぞれが生き生きとした西彼農業高校の生活を送りはじめました。

   さて、本校は、昭和24年に地域の強い要望によって、充実した農業教育を目指して大村高等学校農業部亀岳分校昼間定時制として設立されました。昭和31年には、西彼農業高等学校として独立し、昭和38年に全日制となり今日に至っています。令和元年(2019年)に創立70周年を迎え、卒業された皆様は7,000名を超えており、地域農業の担い手として、また県内外の各界で活躍されておられます。

   本校は、「農業」を中心に、「食料」と「生活」をキーワードとした2学科の体制です。

   「食料サイエンス科」【食料生産コース・食料製造コース・動物飼育コース】

   「生活デザイン科」【園芸デザインコース・福祉コース・ファッションコース】

   生徒たちは、常に生命に触れ、農業を中心に学ぶ中で食料生産や生活の大切さを認識し、さらには思いやりの心を育み、自分自身の新たな可能性や将来を見いだしています。それぞれの学科では、進路実現100%を目標にしており、各界から信頼され活躍できるプラス思考で行動できる人物を育成します。

   今後も西彼農業高校は、農業経営者の育成はもとより、本県の多様な産業分野を支えることができる有能な人を育て、地域から信頼され、地域とともに活力ある教育活動を進めていきたいと考えています。

   最後になりますが、保護者の皆様や同窓会並びに地域の皆様からのご支援とご協力に感謝申し上げますとともに、今後も温かいご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げましてご挨拶とさせていただきます。