ろう学校の学習

みみBOOKについて

 皆さんは補聴器や耳についてわからないことがあるとき、どうしていますか? 
 ろう学校では、自立活動(じりつかつどう)という時間があり、自分の障害について理解を深めるための学習をします。耳の仕組みや補聴器・人工内耳、福祉について知り、自分のことを考えるのです。
 学習に役立ててもらおうと作られたのが「自立活動BOOK」(小学部用)と「みみBOOK」(中学部・高等部用)です。

みみBOOKの歴史

2003年  「補聴器をよりよく活用するために」を目標に作られました。卒業生が、補聴器のことについて確認(かくにん)することができるように、携帯版(けいたいばん)A5サイズのハンドサイズのブックが作成されました。
2004年  冊子(さっし)だと、携帯しにくいと言うことで「みみカード」が作られました。そのため、小さくする必要がなくなったので、見やすいサイズA4サイズになりました。
 内容も、ぐっと増やし、自分のきこえや補聴器・人工内耳の記録もできるように厚みが増しました。
2006年  図や文章がわかりやすく改訂(かいてい)されました。
 人工内耳利用者が増えたことに(ともな)い、人工内耳の説明がよりていねいに、わかりやすくなりました。また、福祉のページを充実(じゅうじつ)させました。
2008年  補聴器の申請(しんせい)や福祉のページをよりわかりやすく、充実させました。
2010年 さらに、年金の手続きなど福祉のページを充実させました。

興味(きょうみ)がある方は、 mimi@nagarou.ed.jpまで

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みみカードについて

 皆さんは、補聴器や耳についてわからないとき、どうしていますか?おそらく友人や先生に(たず)ねたりしているかと思います。中学部と高等部では、「みみBOOK」という聴能を学習するための冊子(さっし)を渡しています。学習するときはいいのですが、卒業後必要なとき「みみBOOK」は大きいので、ちょっと困りますね。

 そこで、自分の聴力や補聴器・人工内耳についての大切な情報を小さなカードにまとめたものが、「みみカード」です。ろう学校を卒業して、耳や補聴器のことでみなさんが困った時に少しでも役に立てばという思いで平成16年に作られました。その後改訂(かいてい)を加えながら、毎年卒業生に(くば)っています。
2003年  身体障害者手帳にはさんで持ち(はこ)べるサイズです。
 内容は、自分のきこえや補聴器の記録ができるようになっています。
 また、豆知識(まめちしき)として、補聴器のしくみや、申請方法を簡単にまとめたものを()せています。
2004年  カード類と一緒に保管(ほかん)できるようにサイズが一回(ひとまわ)り小さくなりました。学校のホームページやメールアドレスが追加されました。
2006年  (さら)に一回り小さくなり、より携帯しやすくなりました。
 内容も更に充実し、イラストが増えわかりやすくなりました。耳の仕組みや、補聴器がおかしいと感じたときのチェックなどが追加され、より(くわ)しくなりました。
2009年 大きさ、内容はほとんど変わりませんが、新しいイラストに変更したりと、リニューアルしました。

内容は下に書いてある項目(こうもく)です。その(おも)なものを紹介します。

表紙  上のイラストのみみマンの表紙になっています。自分の名前をしっかり書いてなくさないようにしましょう。
補聴器・人工内耳のカルテ  自分の補聴器・人工内耳について書き込みましょう。名前が消えてしまったり、万が一なくしたときなど番号などがわかると(さが)しやすいです。また、新しい補聴器を申請するときにも便利なように、自分の補聴器についてデータを(ひか)えておきましょう。
補聴器がおかしいと感じたときのチェック  補聴器が「おかしいな、聞こえないな」というときにチェックしてみましょう。簡単にできる項目を書き出しています。このチェックでもだめなときには補聴器店に持っていって修理(しゅうり)してもらいましょう。(見てもらうだけでお金がかかることがあるので、できることは自分でチェックしましょう)
聞こえのしくみ  聴覚器官について、簡単にまとめてあります。自分の耳のことを理解しておきたいものです。
オージオグラム  自分の聴力レベルを書き込んでおきましょう。病院や補聴器店で自分の聴力レベルについて説明するときに便利です。
補聴器の各部名称  耳掛け型と耳穴型の補聴器の各部名称を載せています。しっかり覚えておきましょう。
補聴器申請の流れ  新しい補聴器を申請するときにどのような手続きをすればいいのかを簡単にまとめてあります。
連絡先  補聴器や耳に関する連絡先をメモしておきましょう。自分の住んでいるところでの行きつけをメモして、何かあったときに連絡を取れるようにしておきましょう。
 ろう学校のメールアドレスも()せました。質問や何か困ったことなどあったら、質問などメールして下さいね。

卒業してからも自分の耳や補聴器をしっかり管理できるように、『みみカード』を活用してくださいね。

『みみカード』が欲しい人は自立活動部まで連絡してください。
あて先はこちらmimi@nagarou.ed.jpまで

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