最終更新日:2024/04/05
幼稚部
幼稚園に準じ、あそびを中心とした生活の中で、主体的に生きる力や学習の基盤を培います。
幼児の発達の側面から、心身の健康に関する領域「健康」、人とのかかわりに関する領域「人間関係」、身近な環境とのかかわりに関する領域「環境」、言葉の獲得に関する領域「言葉」、感性と表現に関する領域「表現」の5つの内容を総合的に指導します。
また、障害に対応する側面から、学習上又は生活上の困難の改善克服に関する領域「自立活動」も行います。
学部目標
豊かな体験を通して、自分の保有する感覚に気付き、生きる力の基礎となる資質・能力を育むとともに、障害に伴う困難の改善・克服に対する早期教育に取り組む。
教育課程
週時数 20時間
(あそび・せいかつ:18時間、自立活動:2時間)
「あそび」の中には、遊具遊び、ブロック遊び、おもちゃ遊びなど自分のしたい遊びを自由に思いっきり遊ぶ自由遊びと、教師があらかじめ準備した課題で遊ぶ課題遊びがあります。
また、着替えや食事などの日常生活の基本的動作や「朝の会」「帰りの会」でのあいさつや日課の確認、季節の歌遊びなど「せいかつ」に関する内容も行います。
「自立活動」は障害による学習上又は生活上の困難の改善克服のための内容を取り扱います。実態把握を行い、個に応じた課題に取り組みます。
日課
時間 | 内容 | |
---|---|---|
とうこう | ~ 9:30 | |
せいかつ | 9:30~10:00 | |
せいかつ・じりつ | 10:00~10:45 | |
あそび | 10:45~11:25 | |
あそび | 11:25~12:05 | |
きゅうしょくじゅんび | 12:05~12:20 | |
きゅうしょく | 12:20~13:20 | |
かえりのかい | 13:20~13:30 | |
げこう | 13:30 |
※ 表ではみ出ている部分は、横スクロールで表示できます。
小学部
小学部は、小学校に準ずる教育を行う課程と、他障害を併せ有する児童に対して教育を行う課程があります。
どちらの課程も、一人ひとりの障害の状態、実態に応じて、必要な支援を行っています。
また、全ての児童に対して、障害による学習上、生活上の困難さを軽減・克服するため、「自立活動」の指導も行っています。
学部目標
自分の保有する感覚を活用し、生活習慣や基礎的な知識及び技能などの資質・能力を育み、主体的に学習に取り組む態度を養う。
教育課程
- <準ずる教育を行う課程>
- 各教科(国語、社会、算数、理科、生活、音楽、図画工作、家庭、体育、外国語)、特別の教科道徳、総合的な学習の時間、特別活動、自立活動、外国語活動
- <他障害を併せ有する課程>
- 各教科(国語、算数、音楽、図画工作、体育、生活)、特別の教科道徳、総合的な学習の時間、特別活動、自立活動
- ※ 学年により取り扱わない教科があります。
令和6年度の主な年間行事
- 4月
- 入学式、始業式、歓迎遠足
- 5月
- 授業参観
- 6月
- 水泳学習
- 7月
- 平和学習
- 8月
- 平和集会
- 9月
- 学校公開、授業参観、開校記念講話
- 10月
- 体育祭(※ 文化祭と隔年で実施)
- 11月
- 生産者交流会、九州地区盲学校音楽大会
- 3月
- ミニ学習発表会、卒業式
重点的な取り組み
- <触察・体験活動の充実>
- 視覚による情報の不足を補うため、触察(触って確かめる)や体験(実際にやってみる)による学習の機会を多く設けています。各教科等だけでなく、給食時などにも食育として取り組んでいます。
- <交流及び共同学習>
- 近隣の小学校や特別支援学校と交流を行っています。また、ICT機器を利用して、他県の盲学校児童とオンライン交流を行っています。
- <集団学習の工夫>
- 児童数が少なく、集団での学習の機会が少ないため、体育や特別活動(学部集会)で他学年の児童と一緒に学習する機会を設けています。
※ 日々の学習の様子を「学校ブログ」に随時アップしています。そちらもどうぞご覧ください。
中学部
中学部は、中学校に準ずる内容の学習を行う課程と、視覚障害と他の障害を有する者に対して能力や特性に応じた学習を行う課程があります。
視覚障害の状況に応じて、点字や拡大教科書、拡大読書器等を用いて、学習に取り組んでいます。
また、障害による学習上、生活上の困難さを軽減・克服するため、「自立活動」の指導も行っています。
学部目標
基礎的な知識及び技能などの資質・能力を伸ばすとともに、多様な人々との協同を促すことで、自立と社会参加につながる基礎を養う。
教育課程
- <準ずる教育を行う課程>
- 各教科(国語、社会、数学、理科、音楽、美術、技術・家庭、保健体育、外国語)、特別の教科道徳、総合的な学習の時間、特別活動、自立活動
- <他障害を併せ有する課程>
- 各教科(国語、社会、数学、理科、音楽、美術、職業・家庭、保健体育、外国語)、日常生活の指導、生活単元学習、特別の教科道徳、総合的な学習の時間、特別活動、自立活動
- ※ 課程により取り扱わない教科があります。
令和6年度の主な年間行事
- 4月
- 入学式、始業式、歓迎遠足
- 5月
- 授業参観
- 6月
- 水泳学習、期末考査
- 7月
- 職場見学・職場体験・社会体験学習、九州地区盲学校体育大会、生徒会役員選挙
- 8月
- 平和集会
- 9月
- 学校公開、授業参観、開校記念講話、中間考査
- 10月
- 体育祭(※文化祭と隔年で実施)
- 11月
- 生産者交流会
- 12月
- 性に関する講話、ミニ球技大会
- 2月
- 学習発表会
- 3月
- 卒業式
重点的な取り組み
- <社会体験学習の充実>
- 進路学習として、1年次には職場見学、2年次には職場体験として、校外で活動を行っています。自ら調べたり、体験したりすることで、将来の進路について考える機会としています。
- <交流及び共同学習>
- 近隣の中学校と交流を行っています。また、ICT機器を利用して、他県の盲学校の生徒とオンライン交流を行っています。
- <生徒会・部活動>
- 高等部と合同で、生徒会活動や部活動をしています。
- 部活動について、詳しくは「学校・寄宿舎での生活」を御覧ください。
※ 日々の学習の様子を「学校ブログ」に随時アップしています。そちらもどうぞご覧ください。
高等部
高等部は、中学校段階を卒業した者を対象とする普通科と、高等学校段階を卒業した者を対象とする専攻科があります。
普通科は、高等学校に準ずる内容の学習を行う課程と、視覚障害と他の障害を有する者に対して特性に応じた学習を行う課程があります。
専攻科は、職業自立のための課程であり、あん摩マッサージ指圧師の国家資格取得を目指す「保健理療科」と、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師の国家資格取得を目指す「理療科」があります。
学部目標
自立と社会参加に向けて、役割や責任を自覚し、主体的に行動できる力を育成する。
教育課程
令和5年度の主な年間行事
- 4月
- 入学式、始業式、歓迎遠足
- 5月
- 授業参観、長崎っ子の心を見つめる教育週間(学校公開)、職場見学(専)
- 6月
- 期末考査、校内模擬試験(専)
- 7月
- 校外実習、九州地区盲学校体育大会
- 8月
- 平和集会
- 9月
- 学校公開、専攻科学校説明会、開校記念講話、先哲感謝祭・標本慰霊祭
- 10月
- 文化祭(※体育祭と隔年で実施)
- 11月
- 生産者交流会
- 12月
- 薬物乱用防止教室、ミニ球技大会
- 1月
- 給食感謝祭
- 3月
- 卒業式
卒業後の進路先
- <普通科>
- 本校高等部専攻科、大学等、高等教育機関、一般企業、福祉サービス事業所 等
- <専攻科>
- 訪問マッサージ、機能訓練指導員、病院、ヘルスキーパー、施術所、施術所開業 等
- 進学(教員養成、大学編入 等)
重点的な取り組み
- <生徒会・部活動>
- 中学部と合同で、生徒会活動や部活動をしています。
- 部活動について、詳しくは「学校・寄宿舎での生活」を御覧ください。
※ 日々の学習の様子を「学校ブログ」に随時アップしています。そちらもどうぞご覧ください。